新しい扉
2月の終わりにストナンの講習を受けて、3月は出来る限りをストナンに費やした。
300人以上に声をかけた。
40近くバンゲをした。
何度もアポ負けした。悔しい思いをした。
ほとんどアポにも取り付けなかった。
それでも数少ないながら2人の女の子を抱けた。
自分がナンパをするようになるなんて昔は全く想像出来なかった。
中高時代は完璧な非モテだった。
彼女なんて出来ないだろうな~とか考えてた。
でも、大学に入って、これじゃダメだと思った。
努力して無理だったのなら納得が行くけど、何もせずに無理だと決めつけて大学生活を終えるのは、後悔しても仕切れないと思った。
出来るだけ頑張って、合コンを開いたりした。
偶然、ある女の子と付き合えることになった。
付き合ってる最中は、その素晴らしさをそこまで感じてなかった。
でも、大事なものは失った後に気付く。
別れ話を告げられ、半端のないショックを受けた。
巨大な虚無感に襲われながら、立ち直る方法をネットで探していた。
偶然、あるブログを見つけた。
ヒデヨシさんの、「俺の遺言を聴いてほしい」というブログだった。
面白かった。夢中で全部の記事を読んだ。
その中で、恋愛工学に出会った。
自分の中で、新しい扉が開いた。
無我夢中で沢山のブログを読み、ナンパという世界を知った。
最初は、本当にこんなことがあり得るのかと疑った。
でもそれは本当だった。
世界は僕の思っていた以上に寛大だった。